Adobe、Linux版Flash Playerの開発打ち切りへ

2012年2月25日 14:23

あるAnonymous Coward 曰く、 Adobeは、Linux版Flash Playerの開発を終了することを明らかにした。この四半期中にリリース予定のFlash Player 11.2が最終版となる(ホワイトペーパーComputerworldの記事マイナビニュースの記事本家/.)。

Flash Player 11.2以降、Linux上で利用できる最新のFlash Playerは、Google Chromeに同梱して配布されるPPAPI(Pepper API)版のみとなる。Googleは今後、全プラットフォーム版のGoogle ChromeにPPAPI版Flash Playerを同梱する予定とのこと。なお、Linux以外のプラットフォーム向けには、従来のFlash Playerプラグインも引き続き開発される。

一方、MozillaはPepperに興味がないと述べており、Linux版のFirefoxではFlash Player 11.2が最終版になる可能性が指摘されている。ただし、Flash Player 11.2はリリースから5年間、セキュリティーパッチが提供される予定とのことで、それまでにMozillaの方針が変わる可能性もある。

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