【今日の言葉】個人で考え投資する時代へ

2012年2月25日 19:54

  『個人で考え投資する時代へ』=最近、「運用失敗」、「元証券マン」、「ケイマン」などの言葉が社会をにぎわせている。オリンパスの資産運用失敗の損失隠しに元証券マンがケイマン諸島を舞台に使ったという。今度の投資顧問会社AIJによる運用失敗と推測されている2000億円の資金消失も証券会社出身者がやはりケイマン諸島を舞台にしたと伝えられている。

  さらに、これらとは別に24日、大阪地裁が大阪産業大学側の訴えを認め、野村證券に対し、金融商品の「説明責任不十分」を理由に2億5000万円の賠償を命じた。金融関連事件がどうにも後を断たない。とくに、AIJ投資顧問事件では100社を超える企業の年金運用を預かって失敗しただけに社会に与える影響は大きい。

  個人投資家の間では、(1)プロでさえ相場で失敗する。プロという言葉に迷わされないことだ、(2)高い運用成績などうまい言葉には注意すべきだ、(3)他人に任せて損するより、やはり自分で考えて投資すべきだ、(4)数銘柄をじっくり研究して、3年をひと区切りとして投資すべきだ、といった声が聞かれる。災い転じて、個人が「自分の財産は自分で守り運用する」、新しい一歩となって欲しいものだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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