【銘柄診断】電響社は節電意識の高まりを背景に業績は好調、見直し買いが流入

2012年2月24日 15:00

  電響社 <8144> (大2)は2月5日の好決算発表を契機に見直し人気を集め、軽快な上げ足を見せている。全国的な節電の影響で電気毛布など季節商品の販売が好調で、テレビ用耐震マットなど防災用品も伸びている。

  特に好採算の自社企画製品比率が高まったことで収益力がアップ、今2012年3月期の第3四半期累計決算は営業利益が10億9600万円(前年同期4億5500万円)と大幅な増益を達成した。

  ただ、今3月期通期については営業利益6億5000万円(前期4億700万円)の従来の見通しを据え置いている。第4四半期に大幅赤字を見込むこの見通しは慎重に過ぎるとの見方が強く、継続的な見直し買いを引き出す結果となっている。上がってなおPBRは0.3倍という低い水準だし、配当利回りも4%と高い。絶対的な割安感をベースになお上値慕いの動きが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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