【銘柄診断】浅香工業は震災需要を取り込み業績好調、相場スケールアップも

2012年2月24日 13:20

  浅香工業 <5962> (大2)は今年に入り上昇力を強め、1月30日には173円と昨年来高値に買い進まれた。震災後の高値は昨年4月4日の120円。今回はその水準をはるかに凌駕しており、相場がスケールアップしていることがうかがえる。

  今2012年3月期の営業利益は1億円の見通しでスタートしたが、直近では1億4000万円(前期6500万円)が最低ラインとなるほどに好調に推移している。

  東北中心に被災企業の設備復旧需要を取りこんでいるほか、倉庫向けの保管ラックや搬送台車など物流機器も伸びている。このため今3月期第3四半期累計決算では営業利益1億5200万円(前年同期800万円)を確保した。

  ただ、9月中間決算時に増額修正した通期の営業利益1億4000万円は据え置いた。第3四半期で既に超過しているだけに、最終的に上振れての着地が有力だ。株価的には来2013年3月期の業績好調を取り込みかかっているニュアンスが強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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