【銘柄診断】昭和電工は長い整理を終え出直る、需給の整理進み上値圧迫は薄い
2012年2月24日 11:31
昭和電工 <4004> は2月21日に昨年の大震災以後の強力は上値抵抗ラインとなっていた170円台をクリアーし、以後は戻り足に弾みを加える展開。
タイ洪水で被災したハードディスク駆動装置(HDD)の生産が急回復しHDD用磁気ディスクの販売が伸びるほか、繊維原料のアクリロニトリルの価格が上昇し化学品部門の収益が急向上する。
価格低迷によるレアアース部門の低迷を吸収し、今2012年12月期は営業利益480億円(前期473億円)と小幅増益が見込まれている。
2011年1月より中期計画「ペガサス」をスタートさせているが、ここではハードディスク、黒鉛電極、レアアースなどの海外展開を積極化することで来2013年12月期には営業利益800億円を想定している。
直近の信用買い残が663万株と昨年10月のピークの1629万株から大きく減少、上値圧迫が解消され動きやすくなっている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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