【銘柄診断】東京精密は高値顔合わせ後に反落も再上方修正業績に割安修正余地

2012年2月22日 13:35

  東京精密 <7729> は22日、8円高の1700円と続伸して、今年2月20につけた昨年来高値に顔合わせしたあと、13円安の1679円まで売られて、もみ合っている。今年2月13日に今3月期業績の再上方修正を発表したことを引き金に割安修正買いが加速しており、株不足で逆日歩のつく信用好需給もサーポートしているが、高値では利益確定売りが交錯している。

  同社の今期業績は、第2四半期累計業績を2回上方修正したのに続き、3月通期業績も昨年11月、今年2月と2回上方修正した。期前半は半導体製造装置が、スマートフォン、タブレットPC向けの需要拡大で半導体メーカーの設備投資が活発化したことが背景となっており、期後半は自動車関連業界、工作機械業界の設備投資が回復し計測機器の受注、売り上げが拡大、第3四半期業績が大きく伸び、高利益進捗したことが要因となった。

  通期純利益は、期初予想の62億円が81億円(前期比32%増)に引き上げられ、連続増益率を拡大する。株価は、業績再増額で100円高したが、PERは8倍台となお割安である。目先売り一巡後に出直り期待を高めよう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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