【銘柄診断】ストライダーズは突飛高を演じるが人気の衰退速く当面は調整局面

2012年2月22日 09:56

  ストライダーズ <9816> (JQS)は低位株の出遅れとして、一時突飛高に買われた。長らく10円台で低迷していた株価は2月3日に24円と20円台を回復し、その後は2月7日の65円まで一直線に駆け上がった。

  しかし期待された今2012年3月期決算は営業利益が従来の2100万円から2億3000万円の損失(前期8000万円の黒字)へ大きく下方修正され、買い方の手じまいを誘うきっかけを与える結果になってしまった。

  IT関連事業における新規取扱商品の販売開始がずれ込み、売上が予想を大幅に下回ったことや、企業再生再編事業において、予定していた大型の案件について成功報酬の獲得に至らなかったことなどが要因。

  そうした状況を踏まえると来2013年3月期の業績についても目立った回復は難しそうだ。そうなると急増した信用買い残がだんだんと重荷になってくる。

  信用買い残は2月3日申し込み現在の81万株が2月10日申し込み現在では283万株に急増した。当時の株価水準を踏まえると時価はそれを下回る水準。当面は投げあるいは戻っても戻り待ちの売りに押されることになりそう。本日(22日)の株価は3円高の32円まで上げている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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