プロトンロケット、SES社の通信衛星を打ち上げ

2012年2月20日 21:00

 インターナショナル・ローンチ・サービス社(ILS)はバイコヌール時間2月16日1時36分(日本時間4時36分)、SES社の通信衛星「SES-4」を載せたプロトンロケット(プロトン・ブリーズM)を、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げた。

 打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約9時間12分後に「SES-4」を所定の静止トランスファ軌道に投入し、打ち上げが成功した。

 「私たちは大型衛星SES-4の打ち上げに成功し、今後のSES社のための全てのミッションを楽しみにしています」

 今回の打ち上げ成功を受け、ILS社のフランク・マッケナ社長はこのように述べた。

 「SES-4」はスペース・システムズ・ロラル社が製造した通信衛星で、重さ約6200kg。52本のCバンド・トランスポンダと72本のKuバンド・トランスポンダを搭載し、欧州、中東、西アフリカ、南北アメリカなどに衛星通信やテレビ放送サービスなどを提供する。

 ■ILS Proton Successfully Launches SES-4 for SES
http://www.ilslaunch.com/newsroom/news-releases/ils-proton-successfully-launches-ses-4-ses

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