今春高校卒業予定の就職内定 依然厳しい沖縄
2012年2月20日 11:00
文部科学省が昨年12月末時点での今春高校卒業予定者で就職を希望する生徒の就職内定状況を調べた結果、男子の84.4%、女子の74.6%が内定していることが分かった。前年同期に比べ男子で2ポイント、女子で3.2ポイント改善していた。
一方で、地域格差は富山県が94.1%、石川県が93.4%、福井県が91.6%の就職率を示し、北陸圏域で高い就職率がみられるなか、沖縄県が46.4%と2人に1人が内定を得られていない状況だったほか、北海道(65.9%)、神奈川県(70.9%)、大阪府(72.4%)、和歌山県(72.8%)と地域により格差がみられている。
また被災3県の状況をみると、岩手県が88.6%、宮城県が80.4%、福島県が84.2%といずれも8割台にのっており、前年同期に比べて3.8ポイント、14ポイント、6.7ポイントそれぞれ改善していた。