【銘柄診断】エディオンは反落、課徴金納付で純益を再下方修正し減益率悪化
2012年2月18日 15:32
エディオン <2730> (東1)は17日、6円安の570円と反落した。前日16日大引け後に今年2月8日に続いて今3月期純利益の再下方修正を発表、減益転換率を悪化させることがリスク回避売りにつながっている。
同社の3月期業績は、昨年11月に上方修正したものを今年2月に一転して下方修正したが、このうち純利益を再下方修正した。2月の減額値をさらに40億円引き下げ50億円(前期比69%減)としたもので、前期の過去最高からの減益転換率を拡大する。
昨年11月に公正取引委員会から独占禁止法違反の疑いがあるとして立ち入り検査を受け、優越的地位の濫用に該当するとして、排除措置命令と課徴金納付命令を受け、同課徴金40億4796万円を納付、特別損失に計上したことが要因となった。
株価は、昨年11月の業績上方修正で600円台を回復したものの、立ち入り検査で下ぶれ、納付事前通知書を受領した昨年12月末に昨年来安値目前の553円まで急落、底もみを続けてきた。本業そのものも、エコポイント制度の反動で不調続きとなっており、底値模索が長引こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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