【銘柄診断】新日本理化は売り方撤退をバネに新展開入りから上げ加速の図式も

2012年2月17日 12:42

  新日本理化 <4406> (大1)の強い動きがひときわ目立つ。現在は信用規制がかかっており、保証金が70%以上、うち現金が40%以上の条件となっている。そうした買い方にとって必ずしも条件がよくない中で買いが流入している状況がまた、仕手筋本格介入の思惑を増幅するかたちとなっている。

  1月23日に1000円大台乗せを達成しており、通常ならば目標値達成から利食い人気が先行する流れだった。しかし2月3日の777円を目先底に反転、新展開入りへ躍動感を増している。先の1000円高値当時338万株台にあった信用売り残は直近でも315万株台にあり、売り方は買戻しの機会を与えられないままの状態にある。

  同社株は仕手株人気の中核銘柄とも言えるだけに、新展開に進むようだと改めて市場の買い人気が盛り上がる方向が予想される。売り方撤退の動きも株価にインパクトを与えそう。チャートは大相場型になりつつあるようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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