【銘柄診断】大庄は体質改善が順調に進展、今8月期は3期ぶりの黒字転換へ
2012年2月16日 23:18
大庄 <9979> は2月9日に1065円と震災後の高値に買い進まれて強調。1月20日にアサヒグループホールディングス傘下のアサヒビールに対して自社株をおよそ6億円で譲渡すると発表した。
アサヒビールとの関係を強化することで店舗運営ノウハウなどを共有化することが狙いで、取得資金は借入金の返済に回す。
一方、飲食事業における収益力の早期回復を課題に、既存店舗対策の強化、業態戦略の再構築を進め、昨年9月1日には寿司岩を吸収合併するなど、グループ組織体制を刷新、間接部門を中心とした大幅なコスト削減を行っている。
今2012年8月期第1四半期の決算は減収ながら利益改善が顕著な決算となり、6月期通期では営業利益16億5000万円(前期6億500万円の損失)と3期ぶりの黒字転換決算が見込まれている。
ただ、PERが37倍とそれなりの水準に達しているだけに、上値追いを続けていくためには支援材料が欲しいところ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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