【銘柄診断】ミルボンは続落も純益減益転換予想を織り込み割安修正余地
2012年2月16日 17:01
ミルボン <4919> は16日、24円安の2383円と売られ続落した。前場は5円高と反発した場面があり、今年1月18日に発表した今12月期純利益の減益転換予想を織り込みディフェンシブ関連の割安株買いが再燃する余地を示唆している。
同社の今期業績は、売り上げ214億7000万円(前期比4%増)、経常利益36億1000万円(同1%増)、純利益20億5000万円(同11%減)と予想された。
ヘアケア用剤や染毛剤の新製品が順調に売り上げを伸ばし、海外部門でも、前期に5期ぶりに黒字化した米国市場が続伸し、今年2月にスタートしたヘアデザイナーを通じて展開するオーガニック製品の新規事業なども上乗せとなるが、純利益は、前期に計上した受取保険金が一巡して、前期の過去最高から減益転換する。
株価は、前期第2四半期累計業績の上ぶれ着地を評価して昨年来高値2597円まで買われ、同高値を上限とする200円幅のボックス相場を続け、今期純利益の減益転換予想が市場コンセンサスを約3億円下回るとして再度、ボックス下限を確認した。PER16倍台の割安修正で底上げ展開の再燃も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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