中国渡航の際のベストプラクティスは「いろんな意味で身軽に」?
2012年2月15日 11:58
あるAnonymous Coward 曰く、 The NY Timesによると、米国の政府機関や研究者ら、また企業人などの中国渡航の際の標準的なビジネス慣習として「普段使っているものとは異なる、中身を一新してあるコンピュータや携帯電話の持ち込み」が採用されつつあるそうだ(本家/.)。
とある中国の専門家は渡航の際、持ちこんだ携帯電話から決して目を離すことはないという。Bluetoothや無線LANは無効にしてあり、ミーティングの際は端末の電源を切るだけでなく遠隔操作で電源が入れられることがないよう電池も外すという。インターネットへは暗号化されパスワードで保護されたルートでしか接続せず、キーロギングされないようパスワードはUSBメモリに保存しておいたものを張りつけ、決して直に入力することはないとのこと。
2010年には、頻繁に中国に渡航していた米国商工会議所のアジアの専門家4人から情報が盗まれていたという事態も発覚している。この時は彼らの渡航後、オフィスのプリンタや、さらにはサーモスタットまでが中国のサーバーと通信していたとのこと。同組織はシステムへの侵入手口を明らかにすることはなかったが、この一件以降「特定の国」への渡航の際は自身の端末の持ち込みを禁ずる手だてを取ったとのこと。
日本でもこのような措置をとっている組織はあるのだろうか?/.Jerの皆様は耳にしたことがある?
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