【銘柄診断】双日は国際商品の市況上昇に反応する、中期経営計画の発表に関心
2012年2月15日 11:27
双日 <2768> は昨年12月29日の115円をボトムに2月8日には141円まで上昇してきた。銅相場など国際商品市況の上昇から総合商社株全般が急ピッチの訂正高を見せた動きに呼応したものといえる。
機械、化学品・機能素材、生活産業など各部門がそろって好調で、今2012年3月期の第3四半期累計の決算は営業利益386億500万円(前年同期279億6800万円)と好調な収益を確保。
今3月期通期についても営業利益500億円と前期比33%増益が見込まれている。商社の場合エネルギー・金属などの市況が業績に与える影響が大きく、収益の持続的な上昇が難しいため、これまで株価は割安に放置されるケースが大きかった。
ただ、生活産業の拡大などで経営基盤の強化を図っており、来2013年3月期を初年度とする中期経営計画の発表が期待される。割安買いの余地は大きいようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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