【銘柄診断】不二越の今期業績は増額含み、買い残の整理が進み上値圧迫薄まる
2012年2月15日 11:05
不二越 <6474> は前2011年11月期、今2013年3月期と連続増益が見込まれ、水準的にもこれまでのピークに近づく。それにも関わらず株価の上げは今ひとつ。輸出関連株の変化率買いが一巡したあとは見直しの目が向けられる可能性が強そうだ。
前11月期は営業利益146億4300万円(前々期82億4500万円)と大幅増益を達成し、今11月期も営業利益150億円の増益が見込まれている。
建設機械・産業機械向けの油圧機器が海外中心に増え、工作機械、ロボット向け機械工具も販売を伸ばしている。特に自動車など顧客業界の設備投資が持ち直しの傾向を強めているため、アナリスト筋は、増額含みの慎重な見解との見方を強めている。
信用買い残が1月6日現在の580万株から直近2月3日現在では232万株まで急減しており、整理進展を踏まえると戻り足が意外に軽快なものとなる可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・スタートトゥデイは急反発!記念増配と市場変更による需給好転を歓迎(2012/02/15)
・オリンパスは決算予想の発表を好感した買いが一巡し伸び切れず(2012/02/15)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)