【銘柄診断】フルサト工業はさらなる増額の可能性も、業績評価の流れを継続も

2012年2月12日 13:58

  フルサト工業 <8087> (大1)は新年入りとともに上げ足が加速、昨年3月28日の昨年来高値775円クリアーへ挑戦の勢いを見せている。

  機器・工具事業は企業の設備投資回復で受注が増加している。特に自動車向け工具は震災からの回復需要で下期は前年比5~10%の販売増が見込まれ、建築・配管資材部門も復興需要で仮設住宅向けのブレースや配管材が伸びている。

  今2012年3月期の第3四半期業績は営業利益14億9000万円(前年同期3億7000万円)と素晴らしい好業績を確保した。通期の業績についても営業利益は従来の14億8000万円から18億1000万円(前期7億6700万円)へ引き上げられた。期初には9億1500万円の見通しでスタートしており、ほぼ倍増まで引き上げられたことになり、投資家としては業績の判断に苦しむ弊害もある。

  今回も増額はしたが、営業利益の第3四半期累計では進捗率は82%強に達している。これでは3度目の増額の可能性も十分に有り得る。そこらあたりが評価され直すかが注目点。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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