【銘柄診断】三社電機製作所は増額修正が濃厚、今期増配を公表済みで期末高へ

2012年2月10日 11:30

  三社電機製作所 <6882> (大2)は10日、17円高の463円まで上げて6営業日続伸している。昨年11月24日の312円をボトムに着実な訂正高波動を描いている。今一つ上げ足が伸びを欠いているのは、会社側が先行きについてかなり慎重な見通しを明らかにしていることが響いている。

  半導体事業はやや低迷しているが、震災に伴う電源機器の需要増、工作機械・溶接機向けのパワーモジュールの売り上げ増などから、今2012年3月期の第3四半期累計決算は営業利益15億2300万円(前年同期13億2100万円)と好調な収益を確保した。

  進捗率が85%に達しているにも関わらず、通期の営業利益18億円(前期比8.7%減)を据え置いたため、市場ではやや失望ムードが強まったようだ。

  まだ業績増額を積極的に評価する勢いがないが、PBR0.5倍など株価は割安感が強い。今期は年10円から年12円50銭配当へ増配を表明していることももっと注目されていい。昨年来高値は720円と天井は高い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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