iOS対Android、クラッシュするアプリが多いのはどっち?

2012年2月7日 07:00

あるAnonymous Coward 曰く、 ForbesのライターTomio Geron氏がiOSとAndroidの両プラットフォームについて、アプリケーションのクラッシュ率を比較する記事を書いている(Forbes本家/.)。

 Crittercismは2011年11月から12月にかけて、両プラットフォームにおける2億1400万回のアプリケーション立ち上げを分析した。iOSアプリケーションはAndroidと比較して3倍の立ち上げ回数が記録されたが、分析では各アプリケーションのクラッシュ率を求めたとのことで、立ち上げ回数の差は問題とならないとのこと。

 アプリケーションはその人気ごとに4つに分類されて分析された。人気上位4分の1に属するアプリケーションにおいて、iOSでのクラッシュ率は0.51%、Androidは0.15%であった。次の4分の1に属するアプリではそれぞれ1.47%および0.73%、さらにその次の4分の1においては3.66%および2.97%であり、どの層においてもiOSの方がクラッシュ率が高かったという。

 人気上位25%のアプリではクラッシュ率はどちらも1%を大きく下回っているため差はほとんどど無いとも言えるが、一方でiOSアプリの方がクラッシュ率が3倍以上高いとの見方もできるとのことだ。

 調査が行われたのはiOS 5リリースから間もなくの時期であり、これがiOSアプリのクラッシュ率の高さに影響している可能性もあるとのこと。またAndroidの場合は開発者がいつでもアップデート版を公開できるが、iOSの場合はアップデートが利用できるようになるまで数日から1週間かかることもあり、この間にクラッシュが発生しているとも考えられるとのことだ。

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