【銘柄診断】卑弥呼大幅増配をきっかけにマドを明け急騰、現在の水準でもみ合いへ
2012年2月7日 08:46
卑弥呼 <9892> (JQS)は1月16日に今2012年3月期末の配当について25円を50円に引き上げる大幅増配を発表、それをきっかけに1月17日に窓を開けて急騰、翌18日には900円大台替わりまで買われる展開。増配については株主還元策の一環として行うもので、50円の配当は同社にとって過去最高の金額となる。
多様な消費者ニーズに応えるべくウォーターマッサージ、インソールを拡販、さらに複数ブランド取扱い店舗への切り替えを進めることにより、小売店舗及び卸売り店舗での売上げが数年ぶりに前年同期を上回る状況となっている。そのため、今2012年3月期は営業利益7億2000万円(前期6億300万円)と順調な収益確保が見込まれている。
現在の利回りは6%となお高い水準だ。もう一段の水準訂正高があってもおかしくないのだが、来2013年3月期の業績動向が流動的な状況にあることがネックになっているようだ。現行水準でのもみ合いが想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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