【銘柄診断】テーオーシーはオフィスビル市場の回復に期待、今期は増益転換
2012年2月7日 08:31
テーオーシー <8841> は新年入りとともに上昇力を強め昨年来の上値の抵抗ラインとなっていた380円台をクリアーし、400円大台替わりへ進んできた。
2011年12月末時点のオフィス平均空室率は、東京都心5区(千代田、中央、港、新宿、渋谷)が前月比0・11ポイント上昇の9・01%となり、3カ月連続で悪化した。大規模ビル1棟が完成したことによるもので、今年完成予定のビルにすでに引き合いの動きがあるとされ、今後新築ビル需要は堅調に推移するものと見られている。
オフィスビルが相次いで完成することによるオフィスビルの2012年問題が株価の足かせとなっていたが、そうした懸念が薄れつつあることが株価見直しの背景と思われる。
今2012年3月期は営業利益61億円(前期57億4800万円)と増益転換が見込まれ、PBRも0.7倍と割安水準に位置している。訂正高が継続する可能性もありそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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