【銘柄診断】SMKは業績の回復力が鈍い、手掛かり材料難でもみ合いが継続へ

2012年2月7日 07:53

  SMK <6798> は1月25日に今2012年3月期の赤字転落決算を発表した。そこで瞬間的に悪材料出尽くしの買いを誘ったが、すかさず戻り待ちの売り物が広がり、結果的に行ってこいの相場になってしまった。まだはっきりとしたトレンド転換の波動に至っていないということなのだろう。

  スイッチは海外スマートフォン向けが得意先の生産調整の影響で大きく減少。薄型テレビなどのデジタル家電向けのリモコンや、ユニットも低迷している。このため、今3月期は営業利益が17億円の黒字見通しから8億5000万円の損失(前期27億5400万円)に下方修正された。

  同社を取り巻く環境を捉えると、来2013年3月期の業績回復も鈍いものにならざるを得ないとの見方が強い。PBRは0.7倍と割安なのだが、浮上への手掛かり材料が見当たらないのも事実。底値圏での値固めの動きが続いていくことが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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