[仕事術]時間管理が必要な3つの危険な兆候

2012年2月6日 22:58

 古典的なジレンマのようですが、タイムマネジメント(時間管理)を身につけることにも時間は必要で、その分ほかの事ができなくなります。では、タイムマネジメントのためにどれだけ時間を費やすのが生産的なのでしょうか?

 確かな根拠や明確なガイドラインとなるものはないのですが、経験的に1カ月に1-2時間程度の時間を当てて、年間に1、2度良質なセミナーに参加することを組み合わせるのが良いようです。この程度の時間をかければ十分に新しいことを学んでいくことができ、さらには、新しく身につけた良い習慣を失わずにキープしていくことができます。

 しかし例外もあります。もし皆さんがこれから挙げる症状に合致していれば、皆さんのキャリアに影響がないように、自分のタイムマネジメントと生産性についてしっかりと目を向けるべきです。

■仕事を忘れてしまう
 本当に忙しい状況にあれば、to-doリストのいくつかの項目を忘れてしまうのはある程度仕方のない事です。しかし、“まれに”という状態を超えてこれが起こったり、重要度の高い仕事を忘れてしまうことがあるなら、仕事の管理において潜在的に深刻な問題が発生していることです。周囲の人に仕事や責任を果たす能力を疑問視される前に問題に対処しましょう。

■期日に遅れる
 仕事が遅くなることの原因を「仕事が多過ぎる」ことに求める人は多くいます。実際にその通りであるケースもありますが、本当の原因はタイムマネジメントや基本的な仕事の管理方法の問題であることがままあります。もし皆さんが他の人は問題なくこなしている仕事の消化がうまくいかないようであれば、自分の癖や習慣で仕事が遅くなっていないか点検してみましょう。

■職場にいる時間が長過ぎる
 これは、期日に遅れることと根本的に同じ問題ですが、問題の現れ方が違うだけです。効果的な仕事の仕方をしている人々は、ただ、ひたすら仕事を多くこなすことだけを目指してはいません。そういった人々は、仕事のことばかりずっと考え続けるのではなく、職場から離れて過ごす時間も柔軟に確保しています。常に遅くまで残業していたり、週末に必ず出社していたり、周囲の人よりも出社時間が飛びぬけて早いなら、自分が意欲的であることなのか、ただ仕事をこなすのに時間がかかりすぎているだけなのかを確認してみましょう。適切なワーク・ライフ・バランスを取ることができるように、タイムマネジメントのセミナーに出席するのも効果があるかもしれません。

関連記事

最新記事