【注目の決算発表】国際石油開発帝石は4回目の業績上方修正で最高純益を更新し続伸

2012年2月6日 10:06

  国際石油開発帝石 <1605> は6日、1万1000円高の53万2000円まで上げて続伸している。前週末3日大引け後に今3月期第3四半期(3Q)決算とともに、今期4回目となる3月通期業績の上方修正を発表、4期ぶりに過去最高純利益を更新し、市場コンセンサスを上回ることが、資源関連の割安株買いを拡大させている。

  3月通期業績は、昨年8月、11月、12月と上方修正されてきたが、その12月の再々増額値をさらに引き上げた。売り上げを580億円、経常利益を480億円、純利益を100億円それぞれアップさせたもので、純利益は、1750億円(前期比36%増)と2008年3月期の過去最高(1732億4500万円)を更新するとともに、市場コンセンサスも80億円強上回る。

  通期前提の原油価格(ブレント原油)を昨年11月予想の1バーレル=104.8ドルから108.3ドルへ、原油販売数量も3Qまで1.6%増となったことが要因となっている。

  株価は、東日本大震災・原発事故発生に伴う石油代替特需思惑で昨年来高値67万4000円をつけたが、その後の再三の業績増額も、原油先物(WTI)価格の下落が響いて反応がなく、45万円まで調整、WTI価格の持ち直しとともに3分の1戻し水準までリバウンドした。PER11倍台の割安修正で一段の戻りを試そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
ウッドワンは第3四半期好調で円高効果の期待もあり大幅高(2012/02/06)
ニコンは増額修正を大手証券が積極評価する形で急伸(2012/02/06)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2012/02/02)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2012/02/02)

関連記事

最新記事