【銘柄診断】南海辰村建設は受注増受け来期は増益も、当面は信用残が注目点
2012年2月5日 16:36
南海辰村建設 <1850> (大2)は昨年末にかけ動意づいた流れを受け、年明け後はゾーンを一段上に引き上げた水準での展開となっている。大証2部、低位株、それに仕手っぽさという条件が市場の目に止まり、物色の矛先が回ってきている。
今2012年3月期の第3四半期累計決算は、建設投資の受注減少に伴う競争激化、資材価格の上昇などが加わり、営業利益7億1600万円(前年同期44%減)の低調な決算となった。今3月期通期についても営業利益9億6000万円(前期比36%減)の見通しが据え置かれている。ただ、第3四半期の受注高は、282億円と前年同期の269億円に比べ5%アップとなっており、来2013年3月期は増益転換が有力と思われる。
株価面では信用買い残の増加が目立つ。昨年12月初めには230万株に過ぎなかった信用買い残が、直近1月27日申し込み現在では512万株にまで膨らんできた。さらに買い物が流入してくるのか、あるいは高値買いの向きの売りが先行するのか、相場的にはターニングポイントに差し掛かりつつあるようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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