【銘柄診断】三協フロンテアは復興関連の恩恵を享受、来期続伸への評価高まる
2012年2月3日 10:53
三協フロンテア <9639> (JQS)が力強い上昇トレンドを描いている。昨年末以降水準切り上げを鮮明にし、大発会に564円の高値を示現した。その高値圏で株価がぶれることなく買い方の利食い売りが難なく吸収された後、再び株価は浮揚力を強め、2月1日には610円まで買い進まれている。
東日本大震災に伴う被災地向け応急仮設住宅並びに、震災復興需要による仮設建築物等の受注が想定を上回り堅調に推移していることから、今2012年3月期の営業利益は21億2000万円が43億円(前期5億200万円)とほぼ倍に増額修正された。
ここへきての上げ鮮明化は明らかに来2013年3月期の続伸を織り込み始めたものと思われる。PER6倍台、PBR0.8倍と上がってなお割安が目立つ。配当利回り3.3%も下値をサポートする要因だ。直近の上げ波動では200円幅の値上がりを示している。この第2ラウンドでは700円台挑戦の姿も見えてくるかもしれない。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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