【銘柄診断】第一精工は足元の低迷業績を織り込む、LEDへの進出が注目材料
2012年2月3日 10:49
第一精工 <6640> は昨年10月7日の安値1880円で大底を打ったものの、そこから脱出できないまま年を越してきた。主力の同軸コネクターはタブレットやスマートフォン無線LAN向けが好調に推移しているが、ノートパソコンは低調。車載用センサーも震災から回復に転じてきている。
前2011年12月期に従来の3月決算から移行した。9ヶ月の変則決算となる前12月期の営業利益は36億5000万円が見込まれているが、前年同期との比較では13%の減益となる。引き続きスマートフォン向けの伸びが見込まれるうえ、自動車向けの回復も加わるため、今2012年12月期の業績は大幅に改善する見通しにある。
また、高輝度LED成形装置の開発・営業展開を進めており、収益押し上げ要因として注目される点だ。足元の低迷は既に織り込み済みで、ポイントはいつ今12月期の業績好転を評価する相場に切り替わるかだろう。昨年12月13日のもみ合いの上限2385円を抜くと相場の波動はガラリ変わるのだが。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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