【銘柄診断】メッセージはTOBで業容拡大へ、ただ好業績の織り込みは一巡か
2012年2月1日 16:39
メッセージ <2400> (JQS)は昨年8月15日の昨年来高値28万9500円を頂点とする調整場面にある。有料老人ホームアミーユの新規開設、サービス付き高齢者向け住宅のCアミーユの入居率が高水準で推移しているため、今2012年3月期は営業利益63億円(前期56億5200万円)と好調な収益が見込まれている。
また、現在、訪問介護事業のジャパンケアサービスグループ <7566> (JQS)に対しTOBを行なっている。従来の有料老人ホーム運営に在宅介護事業が加わり、介護事業を一貫して行う態勢が整うため、先行きのプラス要因として考えられる。
ただ、株価はそうした好材料にほとんど反応がない。成長性を株価が先行して織り込んできたために、現在の立ち位置に対する反省局面にあるようだ。好材料が響かないだけに、株価反転に手掛かり難のニュアンス。値固めの動きが継続していきそうな状況だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【株式市場】円高に振れたものの全般堅調でグリーが売買代金1位(2012/02/01)
・【話題株】JBISは続急伸、NTTデータがTOBし買付価格にサヤ寄せ(2012/02/01)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)