【銘柄診断】神鋼商事はもみ合い離れへ発進、調整での底堅さ目立ち再上昇狙う

2012年1月31日 18:22

  神鋼商事 <8075> は中低位の復興関連株人気に乗り1月20日に215円まで買われた。これは昨年4月以来の水準となる。本格上昇相場への期待を抱かせたもののその後は上値を買う手口が止まり、調整場面に入ってしまっている。

  ただ、今回の調整では200円大台が下値抵抗ラインを形勢するなど、調整での底堅さが目立ち、人気化後値こぼれが目立った昨年の動きとは明らかに一線を画す足取りとなっている。

  非鉄金属や機械・情報セグメントの好調などにより、今2012年3月期は営業利益82億円(前期76億7300万円)と増益確保が見込まれている。

  1株当たり利益は45円台、これで200円トビ台の株価はあまりにも割安といえる。鉄鋼や非鉄金属など市況に左右される面が株価の割引要因になっているようだ。

  海外展開を積極的に進めることで中期的な成長プランが着実に進行している。中低位の無配株が大きく水準を切り上げている動きとの比較では、ここからかなり大幅高を演じてもおかしくない実力だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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