【銘柄診断】クラリオンはもみ合いを離れる、アジア向けカーナビの好調を評価

2012年1月31日 09:42

  クラリオン <6796> は中低位株の出遅れとして市場人気を吸引し、1月26日に150円の高値を示現、昨年9月以来続いていたみ合いの上値抵抗ライン141円を突破してきた。これでチャートはもみ合い上離れのパターンに変わり。従来の抵抗ラインが下値支持線となる、新しい局面に踏み込んできたと受け止められる。

  今2012年3月期は営業利益が35億円から53億円(前期49億3600万円)へ引き上げられており、業績はきわめて好調。アジア地域でカーナビの普及が急ピッチで進んでいるため、今年1-3月の今3月期第4四半期の受注は予想を上回る見通しにあり、今3月期業績の増額、来2013年3月期のさらなる業績向上が有力になってきた。

  特に中国に移管したカーナビ生産が今3月期下期から本格化しており、利益率が高まることが収益を大きく押し上げる要因になっている。震災前の昨年来高値3月9日の197円へ挑戦の勢いが感じられるところだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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