【銘柄診断】日本電線工業は防災用電線が好調で、復興関連株として見直し進む

2012年1月29日 11:50

  日本電線工業 <5817> (大2)は昨年10月以降底値圏での低迷が続いていたが、年明けとともに浮上態勢に入ってきた。電線株の一斉蜂起のような動きに触発された面もあるが、防災用電線を手掛け復興関連株としての側面もクローズアップされている。

  消防用や警報装置向けなど、防災用電線の需要が増加しているほか、東日本大震災の影響で、生産ラインを動かすための計装・制御ケーブルの受注が復旧需要向けに拡大している。そのため、1月10日に発表された今2012年2月期の第3四半期累計決算では営業利益9200万円(前年同期1億2700万円の損失)と好調な収益を確保した。

  ただ、第3四半期までで超過達成しているにも関わらず、今2月期通期の営業利益6300万円(前期1億1900万円の損失)は据え置いている。当然上振れ着地が有力視されるうえ、来2013年2月期についても増益確保が有力な好環境にある。PBR0.2倍という水準は強烈な割安さをアピールする点である。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【銘柄診断】北野建設は中間期減額も通期の増益は据え置き、実質増額を見直す(2012/01/28)
【銘柄診断】MARUWAはLEDが新たな戦略製品に成長、来期も大幅増益(2012/01/28)
犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)

関連記事

最新記事