【銘柄診断】日本高周波鋼業は中低位株人気に乗り急騰も商い急減で正念場に

2012年1月29日 09:57

  日本高周波鋼業 <5476> は新年に入り、じりじり水準を切り上げる動きを見せていたが、1月23日に一気にストライドを伸ばし、125円と昨年4月以来の水準にまで買い上げられた。特に材料が出現したわけではなく、中低位株乱舞の中で出遅れ狙いの買いを集めたものと思われる。

  ただ、23日に2876万株の大商いの後は24日850万株、25日330万株と出来高はジリ貧。早期の株価の戻りがないようだと、高値買いの向きの売りが先行するパターンとなる恐れがあり、ここ数日が正念場になりそう。

  タイの洪水の影響もありHDD向けの売上げがダウン、今2012年3月期は営業利益5億円(前期8億5100万円)と大幅減益が見込まれている。建機向けの鋳鉄の好調、震災の影響一巡から来2013年3月期は増益転換が有力と思われる。そうした先行きを評価する流れに変われば、相場付きは強さを取り戻すことも考えられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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