【銘柄診断】加藤製作所は中国向けのの停滞懸念が薄れ、見直し買いが加速する

2012年1月29日 09:35

  加藤製作所 <6390> は昨年12月19日に目先安値をつけたが、そこから上昇力が加速、1月24日には279円と昨年7月25日の260円を一気に抜き去ってきた。

  国内では大型クレーンをはじめ、建設用クレーンの買い替え需要に回復傾向が見られ、復興関連株人気に乗ってきた。株価面では中国における油圧ショベル需要の先行きに懸念が持たれていたが、中国の景気対策期待からそうした足かせも外れつつある。

  また、中国以外でも東南アジアや南米、オセアニアなどで油圧ショベルの需要が増加しているとされることも支援材料。

  今2012年3月期は営業利益20億円(前期13億2400万円)の大幅増益が見込まれているが、中国の低調が払拭される来2013年3月期も連続増益が有力だ。今期の予想ベースでもPERは9倍台と割安。来期の業績を見据えれば割安感はさらに強いものになる。なお上げ余地を残しているニュアンスだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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