Symantec、ソースコード流出を受けpcAnywhereの無効化を呼びかける

2012年1月28日 16:52

あるAnonymous Coward 曰く、 Symantecは、同社製品のソースコード流出を受け、リモートアクセスソフトウェア「pcAnywhere」の無効化をユーザーに呼びかけている(ホワイトペーパー: PDFCNET Japanの記事本家/.)。

流出したソースコードは2006年バージョンのもので現行版への影響は少ないが、pcAnywhereの場合は通信傍受や不正アクセスなどを受ける可能性があるという。pcAnywhereはPC同士が直接接続して通信を行うため、エンコード技術や暗号化技術に関するソースコードを攻撃者が入手していれば、通信内容が読み取られる可能性がある。また、傍受によりログイン情報が盗まれた場合は、不正なリモートセッションが確立される可能性もあるとのこと。

Symantecはこの問題を脆弱性と認識しており、1月23日にバージョン12.5用のパッチを公開済み。バージョン12.0と12.1用のパッチも先週中に公開する予定とされていたが、現時点では提供開始のアナウンスはない。すべての更新完了までpcAnywhereクライアントだけでなく、リモートアクセスサーバーやサービスの停止なども推奨されている。

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