新東名高速道路が4月14日に開通、御殿場から三ヶ日までの約162km区間で

2012年1月27日 18:32

 中日本高速道路(NEXCO中日本)は27日、同社が建設を進めてきた「新東名高速道路」の御殿場ジャンクション(JCT)から三ヶ日JCTまでの間(約162km)が、4月14日15時に開通すると発表した。

 同区間は、新東名・現東名のダブルネットワーク化による災害など緊急時における代替性の早期確保の観点や、地元住民からの要望も踏まえ、出来るかぎり早期の開通を目指して鋭意事業を進めてきたが、当初予定していた2013年3月31日の完成予定に対して、1年程度開通を前倒しした。

 新東名高速道路は、東京と名古屋を結ぶ延長約330kmの高速道路。日本列島の大動脈である東名高速道路の抜本的な混雑解消や、ダブルネットワーク化による信頼性の向上、3大都市圏の連携強化として機能する。また、御殿場JCTから三ヶ日JCTの開通により、社会・経済活動の発展などに寄与するものと期待されている。

 同区間は道路のカーブや勾配がゆるやかになっており、より安全で快適な走行が可能になる。また、高速道路建設に際しては、さまざまな新技術・新工法採用の他、環境にやさしい道づくりに努めてきたという。

 なお、今回開通する新東名高速道路の御殿場JCT~三ヶ日JCT(約162km)は、これまでに開通した日本の高速道路の内、一度の開通延長が最も長い区間となる。

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