新千歳空港でアイヌ文化を情報発信 27日から
2012年1月26日 11:00
国土交通省は27日から北海道を訪問する外国人観光客らに北海道の先住民族として独自の文化を有するアイヌの人たちの文化を紹介する情報発信活動を新千歳空港国際線ターミナルでスタートさせる。アイヌ文化振興・研究推進機構と連携して行う。
初日はアイヌ民族博物館(北海道白老町)によるムックリ演奏や国の重要無形民族文化財で、ユネスコ無形文化遺産にもなっているアイヌ古式舞踊の披露もある。
通年で展示紹介するターミナル展示コーナーではルウンベと呼ばれる木綿衣やマキリと呼ばれる小刀、アイヌ文様レリーフなどが展示されるほか、日本語・中国語・韓国語・英語で道内各地のアイヌ文化を紹介するイメージビデオの放映やリーフレットの配布などが行われる。(編集担当:福角忠夫)