【銘柄診断】トーヨーアサノは中低位株の出遅れとしてもみ合い離れをうかがう

2012年1月24日 19:36

  トーヨーアサノ <5271> (東2)は24日、11円高の125円まで上げて急続伸した。復興関連株人気の波に乗り切れず震災以後はおおむねもみ合い場面で推移していた。

  建物の基礎などコンクリート製品の販売が持ち直すとともに燃料を重油から天然ガスに転換しコストを圧縮。今2012年2月期第3四半期累計の営業利益は2億9900万円(前年同期5000万円)と大幅増益を達成した。

  それにも関わらず2月通期の営業利益2億9000万円(前期5400万円の損失)の見通しは据え置かれている。第3四半期までで既に通期を上回っているだけに、今後増額される可能性は強そう。配当利回り2.2%、PBR0.7倍という投資指標を見ると、思惑先行の復興関連株の中では実態のある割安な存在といえる。

  しかも復興需要本格化で来2013年2月期は大幅続伸が予想されており、割安感は一層強まる方向だ。昨年7月8日の高値133円を更新するようだと、もみ合い離れの相場へスケールアップの方向が予想される。後は商いの盛り上がりだけだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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