Apple 曰く「アメリカの雇用問題を解決する義務はない」

2012年1月24日 12:30

 danceman 曰く、

 iPhone などの製品が世界中で飛ぶように売れている Apple 社は業績好調である一方で、生産の拠点を海外に置いているため米国内に新たな雇用を生んでいないというのが現状だ。これまでオバマ大統領を始め米政府関係者に国内生産に切り替えるつもりはないのかと問われてきたが、どうやら「アメリカの雇用問題を解決する義務はない」というのが Apple 社の考えのようだ (The New York Times の記事本家 /. 記事より)。

 Apple によれば、海外に生産拠点を置く理由は安い労働力だけではないという。中国の工場を例に挙げ、海外の工場の規模、海外労働者の柔軟性および勤勉さ、技術的な優秀さは米国をとっくに追い越していると述べている。販売開始を数週間後に控えた iPhone のスクリーンのデザインが直前で変更になった時も、中国の工場長の一声で寮内 8,000 人の労働者が真夜中近くに起きだし、ビスケットと一杯のお茶を口にしただけで 30 分後には 12 時間のシフト体勢で工場を稼働、96 時間後には一日当たり 10,000 台の iPhone を生産していたそうだ。「息をのむようなスピードと柔軟性だった」とのこと。

 えー……。

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