【銘柄診断】共立印刷は復興関連株の一角で増額業績の評価続き連日の高値

2012年1月23日 19:02

  共立印刷 <7838> は23日、50円高の271円まで上げて38円高の259円と続急伸し、連日の昨年来高値更新となった。東日本大震災の復興需要向けに同社のチラシ、カタログ、ダイレクトメールの印刷が安定的に推移していることから、値ごろ妙味の復興関連株買いが同社にも波及してきており、昨年9月に上方修正された今3月期の大幅続伸業績も見直された。

  同社の今期業績は、昨年9月に第2四半期(2Q)累計業績、3月通期業績を上方修正し、10月には2Q累計業績の再上方修正と年間配当の7円(前期実績4.5円)への増配を発表した。広告印刷の好調推移に加えて、昨年9月に連結子会社化した広告の企画・制作会社のSICの業績が上乗せとなったことなどが要因となっており、今年1月31日に発表予定の今期第3四半期の決算動向にも注目が集まっている。

  株価は、2Q累計業績再増額から底上げ、200円台を回復し高値を取ってきたが、PERは15倍台、配当利回りは2.5%となお割安である。低位値ごろ妙味も加わり上値トライが続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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