【銘柄診断】アマガサは通期業績を一転して上方修正も減益転換変わらず小反落
2012年1月23日 15:37
アマガサ <3070> (JQG)は23日、3000円安の18万5000円と変わらずを挟み3営業日ぶりに小反落した。前週末20日大引け後に昨年7月に下方修正した今1月通期業績の一転した上方修正を発表したが、減益転換は変わらないとして、利益確定売りが先行した。
同社株は、昨年8月に同様に今期第2四半期(2Q)累計業績を上方修正したときには、株価が急伸したが、今回は不発にとどまっている。1月通期業績は、7月の減額値より売り上げを7800万円、経常利益を8100万円、純利益を1900万円それぞれ引き上げ、純利益は、8600万円(前期比52%減)と前期の過去最高からの減益転換率を縮小する。
専門店、通販、アパレル顧客向けの卸販売は苦戦したが、海外顧客向け、自社WEB通販が計画を上回り、第3四半期以降に百貨店向け販売が改善し、残業代抑制、希望退職者募集実施で人件費や販管費を削減したことが要因となった。
株価は、品薄・値付き難のなか上下動が激しく推移しているが、昨年7月の業績減額で売られた昨年来安値16万円からは底上げしている。投資採算的には割安感は小さいが、増益転換が観測されている来期業績を先取りし一段の戻りを試す展開も想定される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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