賃金は55歳から60歳にかけ大卒の減少額大

2012年1月23日 11:00

 日本経済団体連合会が会員企業と東京経営者協会会員企業を対象に2011年6月度の定期賃金調査を行った結果、397社から有効回答があった。その結果、大学卒の22歳の標準者賃金(管理・事務・技術労働者=総合職)は21万23円と2010年6月度(20万8540円)に比べ1483円増えていた。一方、55歳では61万8834円と前年(62万3740円)に比べ4906円減っていた。

 経団連では「年齢の上昇に伴い、賃金額も総じて上昇しているが、役職定年制の影響などにより55歳から60歳にかけて賃金額が減少しているところもあり、管理・事務・技術労働者の総合職、一般職ともに大学卒の減少額が大きくなっている」と分析している。

 ちなみに年齢毎の大卒総合職と一般職の標準者賃金は22歳で21万23円、18万9143円。30歳で32万1974円、24万9554円。40歳で46万812円、33万2993円。45歳で53万7483円、36万334円。50歳で59万1628円、37万9923円。60歳で58万8195円、34万4935円になっていた。

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