【銘柄診断】日本道路は厚みを増す需給に注目、復興需要増で来期は業績回復へ
2012年1月23日 10:44
日本道路 <1884> は大発会以降上げを鮮明にし、昨年来高値更新へ進んできた。昨年3月23日の高値317円から11月25日の185円まで一貫した整理商状を余儀なくされ、十分な調整を経験していたことが上げ足の軽さにつながった。これで戻り待ちの売り物はすべて吸収されたことになり、需給的には新たな波動に入ったと言える。
昨年3月高値時の3月25日現在の信用残は売りが35万株、買いが163万株。復興人気から買いが膨れ上がっての高値示現であった。従って、買いの手が止まった瞬間から下げに入った。しかし、今回は直近1月13日申し込み現在では売りが133万株、買いが172万株と拮抗、下がれば売り方の買戻しが入る状況だ。PBRは0.5倍と上がってなお割安水準にとどまっている。
公共工事の減少で今2012年3月期は営業利益34億円(前期38億4000万円)と小幅減益の見通しだが来2013年3月期は復興需要や高速道路向けの工事量増加で増益が見込まれている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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