京都銀行、ATMで「中国銀聯カード」の取扱いを開始 地域金融機関で初
2012年1月19日 11:10
京都銀行は18日、地域金融機関で初めて「中国銀聯カード」による「現金のお引出し」、「残高照会」の取り扱いを、同日より開始すると発表した。
これは、NTTデータが新たに地銀共同センター向けに提供する銀聯接続サービスを、京都銀行がファーストユーザーとして利用するもの。1月18日に試行を開始し、2月1日には京都市内の9ヶ所10台で取り扱いを開始する。また、今後も順次、取り扱い可能なATMの拡大を検討していく方針。
「国際観光都市である京都において、本取り扱い開始により、近年の経済発展の目覚しい中国からの旅行者ならびに留学生にとっては、日常利用するキャッシュカードで日本円の引き出しが可能になり、地元観光産業をはじめ地元経済活動に寄与するものと考えている」と同行はコメントしている。
なお、「銀聯カード」は、中国国内の銀行間ネットワーク決済を行う「中国銀聯」に加盟の金融機関が発行するカードであり、発行枚数は約25億枚で世界一となっている。