中国、気象衛星「風雲2号07星」を打ち上げ
2012年1月18日 15:00
中国国家航天局(CNSA)は北京時間1月13日8時56分(日本時間9時56分)、四川省の西昌衛星発射センターから、「風雲2号07星(Fengyun-2-07)」を載せた「長征3号甲」ロケットを打ち上げた。
打ち上げられたロケットは順調に飛行し、打ち上げから約24分後に、「風雲2号07星」が所定の静止トランスファ軌道に投入され、打ち上げは成功した。
「風雲2号07星」は上海航天技術研究院が開発した静止気象衛星で、重さは約1400kg。可視光と赤外線での撮影ができ、気象、海洋、水文などの観測データを取得できる。
中国は2006年に「風雲2号05星」、2008年に「風雲2号06星」を打ち上げ、今回の「風雲2号07星」はこれらの気象衛星と共に、中国の天気予報と災害防止で重要な役割を果たすと期待されている。
なお、今回の打ち上げは長征ロケットシリーズにとって157回目の打ち上げだった。
■我国成功発射“風雲二号”07星
http://www.mod.gov.cn/pic/2012-01/13/content_4337458.htm
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