【銘柄診断】ハイレックスは2期ぶり最高純益更新予想業績を買い直して反発
2012年1月18日 13:34
ハイレックスコーポレーション <7279> (大2)は18日、17円高の1209円まで上げて変わらずを挟み3日ぶり反発している。今10月期業績の増益転換、2期ぶりの過去最高純利益更新を見直し超割安修正買いが再燃している。
同社の前期業績は、昨年6月に下方修正したものを9月に上方修正、この増額値をやや上ぶれ前々期比2%減収、20%経常減益、22%純益減益となり、前々期の過去最高からの落ち込み幅を縮めた。東日本大震災で自動車メーカーが、操業を停止し同社も生産調整、この国内売り上げ減にメキシコ、インドの各子会社の増産対応の遅れで一次的な費用が発生したことなどが要因となった。
今期は、米国子会社の生産能力拡大、メキシコの増産対応などから増収増益転換を予想、純利益は、75億7000万円(前期比30%増)と2期ぶりに過去最高を更新する。
株価は、6月の業績減額では悪材料出尽くし感から年初来高値水準の1515円までリバウンドしたが、9月の一転した業績増額では逆に減益転換業績は変わらないとして年初来安値目前の1016円まで売られ、今期業績の最高純益更新予想で1234円まで2割高して高値もみ合いとなっている。逆行高特性の強い大証2部銘柄として、PER6倍台、PBR0.5倍の超割安修正が続こう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【銘柄診断】ニチイ学館は「社会保障と税の一体改革」関連思惑を強め連日の高値(2011/10/18)
・【震災復興関連銘柄ワンコメント】リリカラは増益を一転、「未定」へ(2011/10/18)
・犬丸正寛の相場格言~データでは説明できない先人の知恵をもとに株式投資で大成功~(2011/08/10)
・株式評論家・浅妻昭治のマーケットセンサー(銘柄発掘の王道を伝授・注目株厳選)メルマガがスタート!登録受付中(2011/06/22)