【銘柄診断】日本コークスは需給の改善が進展、次は業績の回復を待つ局面に
2012年1月16日 23:17
日本コークス <3315> は昨年3月25日の高値191円から、ほとんど戻り場面のない下降トレンドを余儀なくされ、昨年11月25日の90円の安値まで下げは続いた。
主力の石炭・コークス関連事業は震災の影響もあり販売が減少。総合エンジニアリング事業は伸びるが補えず、今2012年3月期の営業利益は従来の110億円が100億円(前期126億3000万円)に減額修正された。
業績動向を映した株価の調整ではあるが、もう一つ株価の重石となったのが信用買い残の増加。信用買い残のピークは昨年5月27日申し込み現在の1410万株。直近の1月6日申し込み現在では915万株と、ピークから36%も減少してきた。
昨年、震災前の信用買い残のボトムは2月4日申し込み現在の1192万株。つまり現在の915万株は、同社にとってはかなり軽い水準となる。来2013年3月期業績に明るい見通しが出てくるようだと、株価がそれに素直に反応する状態にあるといえる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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