【銘柄診断】ビオフェルミン製薬は新工場建設で収益アップ狙う、今期増配も

2012年1月16日 11:20

  ビオフェルミン製薬 <4517> (大1)は昨年11月24日の1480円をボトムに出直り色を強めている。一般用医薬品は主力の整腸剤「新ビオフェルミンS」が好調。海外向けに乳酸菌原料の輸出も増えるが、広告宣伝費の増加や包装ライン新設に伴う費用負担が響いて、今2012年3月期は営業利益23億3000万円(前期24億100万円)と微減益にとどまる見通しだ。

  国内外で乳酸菌を使った製品の需要が高まっており、神戸工場(神戸市)に乳酸菌の培養棟を建設することが決まった。原体の生産能力は従来の3倍に増える見込みで、需要好調な主力商品である「新ビオフェルミンS」の伸びが期待されるところ。2013年1月に完成、同年夏までに稼働する予定で、今後の収益押し上げ要因として期待される。

  配当については創立95周年の記念増配の可能性もある。現在でも配当利回りは3.9%と高いだけに、増配が具体化するようだと、改めて高利回り狙いの買いが増加することになりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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