【銘柄診断】三菱電機は産業メカトロニクスをけん引役に増益路線が定着の方向
2012年1月15日 11:44
三菱電機 <6503> は昨年10月5日の608円を底値にリバウンドの動きを見せたが、その後はもみ合いの動き。経営改善諸施策の成果や、産業メカトロニクス部門の生産正常化など震災影響からの回復が予想より早く進んだことなどから、今2012年3月期9月中間決算は1000億円の予想を上回る1136億円(前期1129億円)を確保した。
ただ、為替円高の定着や世界経済の減速懸念などを背景に今3月期通期の見通し2400億円(前期2337億円)は据え置かれた。デジタルコンシューマ機器の生産が低迷していることなどから今3月期の売上げは従来に比べ600億円の減額修正となっており、それをはね返しての増益は経営改善諸施策の強化が着実に進んでいることを示している。
新興国など中心に産業メカトロニクス部門は今後とも成長を持続する見込みにあり、今3月期で2期連続となる業績は3期、4期連続の増益につながる可能性が強くなっている。来期以降に視点が移るにつれ、株価ももみ合い離れ指向の相場に進む可能性が強い。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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