Symantec 製品が「スケアウェア」であるとして米国で提訴

2012年1月13日 11:45

 headless 曰く、

 コンピューターが危険にさらされていると誤解させるような情報を表示して製品を購入させようとしているとして、米ワシントン州の James Gross 氏が Symantec をカリフォルニア州サンノゼの連邦地裁に提訴した (Reuters の記事Bloomberg の記事The Inquirer の記事より) 。

 訴状では Symantec が配布するトライアル版ソフトウェアでシステムをスキャンすると、実際の状態にかかわらず有害なエラーやプライバシーの危険などの問題を報告すると主張している。取り上げられているのは「Norton Utilities」および「PC Tools Registry Mechanic」、「PC Tools Performance Toolkit」の 3 本。Gross 氏の代理人が他の Symantec 製品を使用してスキャンしたところ、上記の 3 本が報告した問題は発見されなかったという。これらのソフトウェアはユーザーを脅して製品を購入させる「スケアウェア」の一種だとしており、クラスアクション訴訟の形態を目指しているとのこと。ただし、Symantec が意図的に虚偽の情報を表示していると証明することは困難との見方もある。

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