【銘柄診断】世紀東急工業は信用残の整理未了感が強い、商いボリュームに注目
2012年1月13日 10:38
■商いを伴いながら強調場面が続く
世紀東急工業 <1898> が出直り機運を強めてきた。1月5日に首都高の改修工事が伝えられたが、同社も4日の商い84万株が5日には856万株という急増ぶり。以後も商いを伴いながら強調場面が続いている。
復興関連株として人気を集め昨年3月25日に132円の高値まで買われたが、この水準は2007年8月以来。復興に伴う業績向上への期待度の強さがうかがえる。ところが、株価はその後いいところなく、整理商状に終始してきた。低位株ゆえに信用買い残が大きく膨らんだことが最大の要因。
3月高値時は株価の上昇スピードが速かったためそれほど信用買い残は増えなかった。ところが、株価が安値41円まで売り込まれた当時、9月9日申し込み現在の1693万株が最近のピーク。当時に比べれば減少しているが直近の1月6日申し込み現在でも1443万株と整理は遅々として進んでいない。果して戻り売りを吸収するだけの商いをキープできるかどうかが最大のキーポイントと思われる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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